ポジション別グローブについて
ポジション別のグローブについて
皆さんはグローブにポジションごとの種類があることをご存知だろうか?
野球に余り興味のない方はご存じ無いかもしれないが、グローブはポジションごとに違いがあるのである。
内野手用、特に井端や荒木が使うセカンドやショート用は小ぶりに出来ている。
なぜならば、ゴロを取ってからのファーストへの送球やダブルプレー時に素早くボールを右手に持ち変える必要があるからだ。
内野手用のグローブと違ってイチローや和田が使う外野手用のそれはとても大きい。
フェンス際やグラウンドすれすれの打球をウエブの先に引っ掛けて取るためだ。特にイチローの使うグローブは特徴的で指先が開いている。
ボールに対して広く受け止めるように出来ているのだろう。
そして、内野手用と外野手用の中間に位置するのがダルビッシュや田中将大が使う投手用だろう。
小さすぎず、大きすぎない。ボールをしっかり隠し、打者から握りが見えないようにするためだ。そのためにウエブも一枚ものが使われることが多い。
こうしてグローブの違いを知って、野球を見てみると、また違った面白さがあるのではないかと思う。
→グローブのサイズはコチラ
投手
大きくて硬めの物が好ましい。
ウェッブは隙間からの握りが見えないようなグローブを選ぶと良い。
投げる球種がわかってしまうこともあるのでポケットは広く深めのものが好まれる。
ピッチャー返しなど強い打球に対応する必要があるので、芯のしっかりしたものが良い。
危険なピッチャー返しなどから捕れなくても叩き落としたり、顔面などを守る上で大き目のグラブが多いいるようです。
捕手
1試合平均130球程度も捕らなければいけないため、ポケット部分を中心に厚めでガッチリとしたタイプが主流です。
変化球などに対応するため、全体的に丸みを帯び、端が厚めにできています。
一塁手
一般的な内野手用のものではなく、一塁手専用(ファーストミット)を選ぶ。
内野手からの送球、色々な種類の打球など広範囲に及ぶため、ポケットの深いものが多く、ネットが長く作られています。
二塁・遊撃手
捕球からスローイングへスムーズに移行できるよう浅めのポケットが主流。
ポケットが深いと、野球ボールを送球する際にボールを握り損ねる(ジャックルする)可能性が高くなります。
全ポジションで1番ポケットが浅く、小さいサイズが主流です。
三塁手
内野手では一番深いポケットで大きい物が必要。
強い打球を処理するケースも多く、大きくて硬めのしっかりしたものが向いている。二塁・遊撃手より一回り大きいものが主流。
外野手
外野手用は、大きく、広くまたまぶしさをやわらげられるようにネットの部分は十字のトンボタイプが多い。
内野手より一回り大きいものが主流。
