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投手が速い球を投げるには?西武の平良投手の筋トレとは?

プロ野球の投手は一昔前に比べて平均球速が10キロほど上がっています。
昔は150キロ超える投手が数える程度しかいなかったのに対し、今ではチームの半数程が150キロを投げられる状況になっています。

昔の150キロの感覚が、今の160キロの感覚に近いかもしれませんね。
そして、そんな数少ない160キロを超えるストレートをマークしている投手の1人が西武ライオンズの平良投手。

他にも阪神の藤浪投手なども160キロ越えをマークしていますが、藤浪投手は身長197センチもあってサイズもあります。

それに対し平良投手は173センチ。
この体型はプロ野球の投手としては小さい方です。
高校生と変わらないと言っても過言ではないでしょう。

こういった低身長の選手でも160キロを超えるところが夢があって魅力的ですよね。
そこで平良投手はなぜ160キロを超えるストレートをマークできるのか調べてみました。

平良投手が行っている筋トレとは?

まず平良投手の体型をチェックしてみましょう。
173センチの身長に対して体重は95キロ。

明らかにぽっちゃり体型ですね。
そして体つきを見ると、特定部位の筋肉量が肥大しているわけではありません。

ハッキリ言って体全体が筋肉のような感じ(笑)
そして本人に筋トレに関するインタビューを行ったところ、特定部位を鍛えるとはコメントしていません。
これまでのインタビューでは下記のように答えています。

「(身体全体の)筋肉量は増えてきていると思う。その中でも下半身の強くしたいと思っている。」

「(コロナの自主練習期間中の筋トレについて)身体全体の筋力アップを行っている。」

「95キロのベンチプレスを連続で10回持ち上げられる。」

コメントを見ると、日々ベンチプレスを行っていることが分かりました。
ベンチプレスは、上半身を鍛えるウェイトトレーニングです。
平良投手も行っているベンチプレスはこちらの動画が参考になります。

適切な手幅、ベンチプレスを上げる位置、ベンチプレスを上げ下げするときの肩甲骨の寄せ方など詳しく解説しています。
ベンチプレスの正しい上げ方を理解すれば、しっかりと筋力もアップしますし、ケガもしないでトレーニングでいます。

尚、平良投手の体重が95キロですから、体重と同じようなベンチプレスを軽々挙げられるということになります。

一般の方がベンチプレスをやるなら、まずは身体に無理な負荷がかからない重さから実践するのがお勧めです。
体重60キロなら60キロのベンチプレスが上げられるようになることが一つの目安になるかと思います。

ただそれでも重い場合は自分のMAXで持ち上げる重さの7割程度を目安にすると良いかと思います。
例えば50キロが限界という人は35キロのベンチプレスで行えば良いトレーニングになります。

速い球を投げるには具体的にどの部分から鍛えるのが良いか?

平良投手の投球フォームを見るとクイックで投げています。
足を大きく上げたりといった動作がなく、コンパクトに腕をしならせています。

こういったピッチングフォームで160キロを投げると、「もはや投球フォームなんてあまり関係ないんじゃ?」、「特定部位の筋力さえ優れていれば、ある程度速い球は投げられるのでは?」と思っちゃいますね。

例えば、やり投げの選手が始球式に投げて、めちゃくちゃな投球フォームでも140キロ近い球を投げたりすることがあります。
そういったことを考えると、やはりどの部分に筋力がついているかは速い球を投げるのに必要な要素と言えます。
そこでまず最初に実践したいトレーニングは肩周りのキューバンプレスです。
簡単に言うと、肩周りのインナーマッスルを鍛えるトレーニングです。

速い腕の振りがを実践しても故障が起こりにくくなりますし、負荷に耐えられる肩や肘を作り出すことができます。
キューバントレーニングに関する動画は色々アップされていますのでこちらを参考にしてみてはいかがでしょうか。

このトレーニングでは「きょくか筋」と呼ばれる筋肉を鍛えていきます。
肩甲骨の隣辺りにある筋肉です。

このキューバントレーニングは外旋の筋肉も鍛えられるため、ピッチャーの腕の振りにも対応した筋肉を鍛えることができます。

そしてもう一つ意識したいのが下半身のウエイトトレーニング。
平良投手の下半身はものすごく太いですよね。

ピッチャーはでんでん太鼓に例えられます。

軸が速く回転できれば、振り子の部分が連動して速く振ることができます。
野球のピッチャーで考えると、下半身が速く移動して軸が速く回転できれば、腕の振りも速くなるということです。
下半身のトレーニングにおすすめの動画を紹介します。

ベンチプレスを担いでスクワットを行います。
冒頭でも紹介したように、自分のMAXの70%から80%の重さでやると、無理をしすぎない重さでちょうど良いトレーニングになります。

お尻を下げる位置は膝が90度曲がるぐらいのところまでです。

その次にハムストリングを鍛えるルーマニアンデッドリフトを行います。
これは逆に両腕でベンチプレスを持って引き上げる動きです。
腰への負荷を考慮して、こちらは自分のMAX50%から60%の重さで実践しましょう。

上記で紹介した肩周りのトレーニングと下半身強化がピッチャーのスピードアップに欠かせないトレーニングになります。
平良投手のようなむちむちな体格を目指すなら、まずはこの2つを重点的にトレーニングして、スピードアップを目指しましょう。

実際にスピードが上がるのを見て、実感しながらやった方が楽しいので、家でも使えるスピードガン(こんな感じのもの)を使って試すのもお勧めです。
昔のスピードガンは何十万円もするようなものしかありませんでしたが、今では家でも使えるような1万5000円程度のものが販売されています。

あるいはちょっと値段は高くになってしまいますが(3万円ぐらい)、球速だけでなく、球の回転数や球種なども分析できるテクニカルピッチも人気です。
テクニカルピッチはボールにセンサーが内蔵されていて、スマホでデータを表示してくれるものです。

YouTubeの野球動画でもテクニカルピッチを使っている人が多いですね。
プロでもソフトバンクホークスが秋季キャンプで使っていたことがありました。

こういったものを使って実感しながら、球速アップを目指しましょう。